世界のネイティブスピーカーを繋げる
同社は、語学学習サービスを展開し、「HiNative」のほか、学習したい言語で書いた文章をネイティブスピーカーが添削してくれる「Lang-8」、IT・スタートアップ向け実践英語を学習できる「HiNative Trek」の企画・開発・運営を手掛けている。
なかでも、世界中のネイティブスピーカーが自国の言語や文化を教え合うことができるグローバルQ&Aアプリ「HiNative」は、2014年のリリース以降、順調にユーザー数を伸ばし、2017年と2019年には「Google PlayStore ベストアプリ」を受賞。
このたび、同社は「HiNative」の全世界でのMAU(会員制のアプリなどで、1ヶ月の間に1回でも利用や活動のあった利用者の数の合計)が1,000万人を突破したと発表した。なお、MAU集計期間は2019年11月12日〜12月12日の31日間で、会員登録していない利用者も含んだ「HiNative」Webサービス(アプリは除く)へのアクセス数を集計している。
言語・文化グローバルPFを目指す
同アプリは、「世界中の人々の文化・習慣など知識や経験」を共有する場として開発され、世界中のネイティブスピーカーをマッチング(クローズのメッセージ機能はない)し、お互いが自国について教え合う機会と世界中の疑問を解決する場のビッグデータを提供。現在、自動翻訳テクノロジーは発達しているものの、人にしか表現できない個別の文化・習慣などは伝わりにくいのが現状だ。そういった課題を解決し、グローバル間のコミュニケーションを円滑化・活性化していくのが「HiNative」である。
同アプリがMAU1,000万人を突破した背景のひとつに、世界的に言語学習市場が成長する中で、全世界232ヵ国、113の言語で利用でき、英語中心であった従来の言語学習より多くのユーザーの需要を満たせるという点があるようだ。
また、2017年から世界各国でYouTuberを活用したグローバルマーケティングに取り組み、世界中のインフルエンサーにアプリを紹介してもらうことで、世界の広域エリアでのユーザー獲得に成功したこともMAUの伸長を促した。
今後は、同アプリを世界最大の言語・文化グローバルプラットフォームにするべく、ユーザー数や質問・回答数の増加や回答の信頼性の向上、サービス規模の拡大に注力し、直近では2020年に3,000万MAUの突破、長期的には2021年に1億MAUを目標としている。
同アプリが拡がれば、言語学習が便利で効率的になるのはもちろん、自国にいながら異文化を知り、世界の素晴らしさ、あるいは課題などに気づけるかもしれない。
PR TIMES