英国ロンドン拠点のスタートアップD-Flyの「Dragonfly」。電動キックスクーターにしてはかなり存在感のある大きさとデザインで、トップスピードは時速61キロと驚異的だ。
・1800Wデュアルモーター
Dragonflyは、車で言えばハイパーカーにあたる。スピードを確保するためにはモーターやデザインが肝心だが、Dragonflyはフロントホイールに1800Wのデュアルモーターを搭載する。そのため、最高スピードは時速61キロと、電動キックスクーターの中では間違いなく最速の部類に入る。また、傾斜28度の上り坂にも対応し、航続距離は18キロだ。
・4Kディスプレイ搭載
Dragonflyで何と言ってもユニークなのはそのデザインだろう。コンパクトさが売りのキックスクーターが多く展開されているなかでDragonflyは折りたたんでもズボンプレス機のような大きさだ。手を置くハンドルを支えるスタンド部分もかなり太い。また、デザインだけでなく材料などにこだわっているのもDragonflyの特徴で、ハンドル部分にある4.5インチディスプレイは4Kだ。そして全体的にカーボンファイバーを採用することで軽量化を図りつつ強度を確保している。
随所にこだわりのあるDragonflyは価格も当然プレミアム。3輪と4輪のタイプが用意されているが、価格はそれぞれ4999ドル(約55万円)、5999ドル(約66万円)とバイク並み。来年夏に生産が始まる見込みだ。
D-Fly