フォルクスワーゲン(VW)とカタール投資庁が提携を発表し、2022年末までに公共交通機関ネットワークに自動運転車両によるサービスを導入することを発表した。
・ID. Buzz35台投入
使用する車両は、VWのID. Buzzと、VWグループ子会社Scania(スカニア)のバス。Buzzは電気自動運転車で、35台がドーハのウェストベイエリアでのシャトルサービスに使用される。Buzzの定員は4人だが、大量輸送にはScaniaのバスが活用される。こちらは計10台の投入となる。
・ソフト面のサポートも
こうした自動運転の車両を走行させるためには、既存インフラにテクノロジーを融合させるプロセスが必要になってくるが、今回の提携にはそうしたサポートも含まれている。具体的には、VWのオンデマンドシャトルMOIAや、VW傘下Audiの自動運転部門AIDがソフトウェア面で協力し、既存の公共交通機関と自動運転サービスが合体した輸送システムを構築する。
まずはクローズドテストを来年開始し、2021年からトライアルを展開する。そして2022年末までに本格導入するというスケジュールを想定している。
Volkswagen
(文・Mizoguchi)