ここ数年、YouTubeなどインターネット上にアップされる動画の数は急激に増加し、それに平行して1本あたりの動画の尺も徐々に伸びてきている。一方で、ユーザーにとっては長時間の動画であっても、往々にして見たい部分は限定的な箇所だったりするものだ。

長い動画のある一部分だけをピックアップして視聴したい……。そう願う多くの人にとって、待望のツールが現在開発されている。それが、モスクワとサンフランシスコに基盤を置き、開発が進められているClipClockだ。ClipClockは、YouTubeやVimeo videosの動画であれば、ユーザーの任意のタイミングから動画をスタートさせることが可能だ。さらに、FacebookやTwitterを使って、家族や友人とそのタイミングを共有して、コメントを入れることもできる。また、iPhoneにも対応していて、モバイル環境でも同様の機能を使えるのも便利な点だ。

ClipClockは、75万ドルの資金を集めて開発が始められたが、今後サービスを軌道に乗せるためには、更に200万ドルの追加資金が必要だと見込まれている。動画視聴サービスが一般ユーザーに受け入れられるかは、直感的で簡単な操作ができるユーザーインターフェースが不可欠だがその開発に必要な見込みだ。

ClipClock