快適な通話・会話・音楽再生など
「TILDE PRO」は、特許を取得した人の「声」と周囲の「騒音」を識別する音声処理アルゴリズム「TILDE VOICE FIRST」を搭載し、ノイズフリーな通話を実現する。ヘッドホンについているボタンひとつで声と騒音を識別・分離する機能全ての操作が可能。
雑音の多い街中などではマグネットでワンタッチ着脱できるブームマイクを装着し、自分の声をクリアに相手に届けるノイズキャンセル通話「クリスタルクリアコール」がおすすめだ。また、周囲の音を通話相手に聞かせないという特徴は、秘匿性の高い会話がなされるオフィスなどでの通話にも便利だろう。
また、同デバイスは通話だけでなく、対面で会話するときにも活躍する。ボタンひとつで周囲の音と前方にいる会話相手の声を識別・分離するため、声の響きやすい場所や騒がしい場所での会話もスムーズにできるのだ。
通話・会話をしないときは、ブームマイクを取り外し、ヘッドホンとして使用すれば静かに集中できる環境を作り出せ、音楽を再生するときもノイズキャンセル機能と高音質40mmドライバーにより周囲の音を気にせず高音質の音楽を聞くことができる。また、耳元のボタンを長押しすればAIアシスタント(Apple Siri、Google Assistant)との会話が始まり、ノイズキャンセル効果により音声コマンドを正確に届け、AIアシスタントの応答をはっきりと聞き取れるのだ。
同デバイスのノイズキャンセル効果は耳元のホイールで調節が可能で、静かな環境を作りたいときは強めに、周囲に溶け込みたいときや自転車などで道路を走行するときなどは弱めに設定するとよいだろう。
ブラッシュアップされた2代目
このたびの「TILDE PRO」は、2017年の初代「TILDE」のプロジェクトでのフィードバックを活かし、2年間のブラッシュアップ期間を経て完成した製品だ。8つのマイク(ブームマイク装着時は10のマイク)と音声処理アルゴリズムで、360度の騒音のキャッチ、高速処理を実現し、ノイズキャンセル機能も製品の性能も大幅に向上した。
また、同デバイスの大きな特徴はカスタマイズ可能だということ。先に挙げたブームマイクはそのひとつである。さらに、ヘッドホンのイヤーパッドは小さめのパッドが耳に乗るタイプの「ON-EAR」と大きめのパッドが耳を覆うタイプの「OVER-EAR」の2種類が同梱されており、簡単に交換できる設計だ。
そして、最新規格のBluetooth5.0を搭載しており、パソコン、スマートフォンと同時に2台まで接続可能。加えてUSB接続や3.5mmヘッドホンジャックでの接続もできる。なお、USB充電時には充電しながらの無線・有線での使用が可能だ。
同デバイスのデザインを手掛けたのは、高級ブランドの時計やハイセンスな家電などをデザインしてきたパリのデザインハウスElium Studioであり、シーンや性別を選ばない洗練されたデザインとなっている。
「TILDE PRO」は現在Makuakeにて支援を受付中。ブームマイクなしなら26,500円、ブームマイク付きなら31,500円の支援で一台入手できる。
働く場所の自由度が高まってきている現在、カフェなどで作業する人が増えてきたように感じる。そういった人には集中できる環境を作れる便利な製品かもしれない。ただ、ノイズキャンセル機能の調節をうまく活用し、交通事故などに気をつけて欲しい。
Makuake