幅広い領域のサブスクが受賞
このたび、ベルサール六本木にて開催された同表彰式でグランプリに輝いたのは、おもちゃや知育玩具のサブスクサービス「トイサブ! 」を展開する株式会社トラーナ。次いでシルバー賞は、美容室のサブスクサービス「MEZON」を運営する株式会社Jocyが、ブロンズ賞は、肌のお手入れをIoTマシンを使い自宅でできるサブスクサービス「Optune」を展開中の資生堂ジャパン株式会社が受賞。その他、さくらインターネット賞にカメラ機材のサブスク「GooPass」のカメラブ株式会社、GMOペイメントゲートウェイ賞にダイソン製品を試せるサブスク「ダイソンテクノロジープラス」のダイソン株式会社、Paidy賞に「ネット宅配クリーニング『リネット』」の株式会社ホワイトプラスが名を連ねている。
優秀賞には、トヨクモ株式会社(安否確認サービス)、株式会社ラクーンフィナンシャル(URIHO)、株式会社JR東日本ウォータービジネス(every pass)、株式会社日本経済新聞社(OFFICE PASS)、株式会社JPメディアダイレクト(レターパックダイレクト)の5社が選出された。
拡がり続けるサブスク
近年、消費者意識が「モノ消費」から「コト消費」へ、「所有」から「利用」へと変化しつつある要因のひとつにサブスクサービスの増加がある。同表彰式の結果からもサブスクサービスの幅広さが伺えるだろう。今回日本初のNo.1サブスクサービスに輝いた「トイサブ! 」は、月額3,340円(税抜)で月齢に合わせたおもちゃや知育玩具をレンタルするサブスクサービスだ。現在の利用世帯は2200世帯を突破している。表彰式に参加していたサブスクアンバサダーのロザン 宇治原史規さんは、幼い子を持つ親として、「トイサブ!」はすぐにでも利用したいサービスだとコメントした。
また、シルバー賞の「MEZON」は、月額16,000円から提携約400の美容室に通い放題(メニュー制限あり)というサービスで、2018年のサービス開始以降、利用者は25,000名を超える。同じく2018年から開始した月額5,800円(税抜)から約750種類のカメラ機材が入れ替え交換利用し放題の「GooPass」のユーザー数は10,000名を突破。2009年サービス開始の「ネット宅配クリーニング『リネット』」は、月額390円(税抜)で早朝・深夜集配や毛玉取りが利用し放題というサービスを展開し登録会員数は350,000名以上に上る。
このように、サブスクサービスはだんだん浸透しているが、同振興会はさらにサブスクサービスが拡がるよう、毎月1度の月例会にてスクリプションビジネスの成功者の講演や、会員社同士のワークショップなど、より実践に近いサブスクリプションビジネスのノウハウを提供。会員社同士の相互理解・成長・サブスクビジネスへの参入を促進する場として活動中だ。11月8日時点で、大手や中小企業、スタートアップまで140社の企業が会員登録しており、月平均で5社の会員申込みがあり、会員数を伸ばしているという。
12月になり、「トイサブ! 」は1億円の資金調達を完了し、人材採用やシステム開発、マーケティングなどに注力している。このたびのグランプリ受賞は「トイサブ! 」にとって追い風となりそうだ。
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