専門的な内容もポップに紹介してくれていて、特にマーケテォング担当者やUI/UXデザイナーの方にとっては目からうろこの見識が得られるに違いない。単にいちユーザーとしても、サービスを利用するうえでの使いやすさ/使いにくさの理由がわかっておもしろい。
・DualingoやAirbnbなどのUI設計や使用感がわかる
ケーススタディでは、DualingoやAirbnb、Trelloといったおなじみのサービスについて、キャラクターが実際に活用しながらユーザーエクスペリエンスを評価していく内容になっている(Teslaのスーパーチャージャー利用といったものまで!)。アニメーションによる吹き出しのコメントは、共感できると同時に新たな視点をさずけてくれるだろう。例えばDuolingoのアプリは、しばらく使っていないと情に訴えかけるようにリマインドしてくるが、これがユーザーの離脱を防ぐ仕掛けになっている。一方で、肝心なアクションボタンがわかりづらいのが惜しい……といったポイントが、キャラクターのツッコミで浮き彫りになるのだ。
ポイントを補足するように、心理学的見識やUXに関するティップスを右上に表示してくれて、納得感がさらに高まるだろう。
・漫画のようにサクサク読み進められる
もちろん同サービス自体も、とても快適な使い勝手を実現していて、方向キーを押しながら漫画を読むようにサクサク読み進められる。また、左端には常にユーザーエクスペリエンスのパワーゲージが表示されていて、その上下になぜかこちらが一喜一憂してしまうのも新しいだろう。
ツアーの締めくくりには、評価のまとめと一緒にユーザーエクスペリエンスの上下が折れ線グラフで表示されるようになっている。
今掲載されているものだけでも十分楽しめるが、コンテンツは順次追加されるとのことで通知を受け取ることも可能。モノづくりに携わる方はたくさんのヒントが得られそうだ。
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