Facebookにある写真やビデオを一度に複数、しかもダイレクトに他のサービスに移せるというもので、まずはGoogleフォトをパートナーに始まる。アイルランドで先行させ、2020年上期にグローバル展開する。
・アップロードの手間が省ける!
このツールは、Facebook、Google、Apple、Twitter、MicrosoftのIT大手5社による「Data Transfer Project」をベースにしている。2018年に立ち上げられたプロジェクトで、オープンソースのデータポータビリティプラットフォームの構築を目的としている。わかりやすく言うと、消費者がオンラインサービスプロバイダー間で写真やビデオを簡単に送れるようにするというものだ。コンテンツを一つ一つ保存して別のサービスにアップロードし直す、という手間を省けるというメリットがある。
・あらゆる組み合わせに期待
Facebookが今回提供するツールでは、FacebookからGoogleフォトへの一方通行のようだが、もちろん今後は双方通行になることが期待される。加えて、5社のあらゆる組み合わせでこのツールが使えるようになれば、かなり利便性は高まる。Facebookにある写真をTwitterでも公開したり、iPhoneのカメラロールにあるビデオのバックアップをMicrosoftのサービスでとったりできる日も近いかもしれない。
(文・Mizoguchi)