弁当など食品を販売するキオスクで、商品を選んだ後は出口近くでカードをかざすなどして支払いができるという、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗だ。
・自動でアイテムと金額を表示
レジなし店舗といえばAmazon Goを思い浮かべる人も多いかと思うが、TOUCH TO GOの基本路線はAmazon Goと同じ。レジで順番待ちをしたり、財布から現金を取り出したりすることなく、スムーズに買い物を済ませられる。TOUCH TO GOの店内にはカメラが設置され、そうした映像などから客が手にした商品をリアルタイムに認識する。出口近くの決済エリアにタッチパネルがあり、そこに商品と購入金額が示される。客は交通系ICなどをかざして支払いをし、そのまま立ち去れる。
・弁当など600商品
扱う商品は、駅構内とあって弁当や惣菜、菓子、飲料など。全600種類程度となる見込み。また決済方法は交通系ICの他、クレジットカードや電子マネーに対応する予定だ。
場所柄、急いで買い物したい人が多いことは想像に難くなく、電車に乗る前にささっとサンドウィッチを買う、といったシーンが見られることになりそうだ。
TOUCH TO GOは、今年7月に設立されたJR東日本スタートアップとコンサル会社サインポストの合弁会社。高輪ゲートウェイ駅の店舗を「ラボ」と位置づけてノウハウを蓄積し、小売業界の労働不足といった問題などの解決に生かしたい考えだ。
TOUCH TO GO プレスリリース
(文・Mizoguchi)