2020年1月31日までの期間限定で、午前8時から午後10時まで営業する。
・デビットカードをかざして入店し、欲しい商品を手に取ってそのまま退店
Albert Heijnは、人工知能(AI)を活用したレジレス店舗ソリューション「Nanostore」を開発する米スタートアップ企業AiFiとの提携により、2019年9月、蘭ザーンダムのAlbert Heijnのオフィスにコンテナ型レジレス店舗を試験的に導入。より大規模な実証実験を行うべく、このレジレス店舗をトレーラーでアムステルダム・スキポール空港まで運び、そのまま移設した。
14平方メートルのコンパクトな店内では、軽食やサラダ、スナック菓子、ドリンク類などを無人で販売。
利用者は、デビットカードをかざして入店し、店内で欲しい商品を取って出口にすすむと、スクリーン画面で購入した商品が表示され、自動で決済される。
「Nanostore」は、人工知能やコンピューティング技術、センサーフュージョンを活用し、天井に設置したカメラと陳列棚に装着した重量センサーによって、利用者がどの商品をいくつ手に取ったか、精緻に特定する仕組みだ。
・空港でのレジレス店舗の導入が広がる!?
時間帯を問わず、数多くの旅行者が利用する空港は、スピードや利便性へのニーズがとりわけ高く、レジレス店舗に適した立地といえる。Albert Heijnでは、アムステルダム・スキポール空港での2ヶ月間の実証実験を通して、レジレス店舗におけるテクノロジー面での課題や顧客体験の改善点などを洗い出していく方針だ。(文 松岡由希子)
Albert Heijn