さらに進化するAxelaNote
同社は、ペーパーレス化社会を目指し、PDFに書き込みができるAxelaNoteを2019年2月に発売。以降、ユーザーフィードバックを活かし、積極的に機能追加と品質向上に努めてきた。このたび、NVCCの運営するファンド fabbit・NVCCスタートアップファンド投資事業有限責任組合を引受先として、第三者割当増資による資金調達を完了。今回の調達金は開発スピードの一層の加速と実装機能の拡充を目的とした開発体制の強化、認知向上のためのマーケティング活動などに充てられるようだ。
電子ファイルの欠点を補い、ペーパーレス化を促進
首都大学東京発のベンチャー企業である同社は、AxelaNoteの販売を通じて真のペーパーレス化社会を目指している。同ソフトは編集・注釈・印刷が禁止のPDFに書き込みができ(マウスやペンなどの手書きにも対応)、表示が絶対に崩れない画期的なWindows用ソフトである。また、原本を一切変更せずに書き込め、原本のPDFと書き込んだデータは別ファイルで保存されるため、データの棄損する心配がないのも特徴。同ソフトは、PDF ファイルの表示、検索などをするためのソフトウェア「Acrobat Reader」を一切改造しない世界初のソフトである。つまり、原本の上に透明なシートを置き、そこに書き込み、保存の際はシートだけを外して別で保存するというイメージだ。ちなみに、書き込みは別シートというイメージだが、スクロールや拡大縮小にはきちんと追随する。
書き込みが終わると、原本と書き込み部分を統合して、新しいPDFの作成が可能となる。新しいPDFは、原本のPDFが印刷禁止でも印刷ができるようだ。
内装・電気設備業者などのPDF図面を使う業界や、紙出力せずにPDF書類への書き込みや会議メモを残したい人、特注品のPDF図面を扱う製造業業界で重宝しているとのこと。5つのコンテストで7つの賞を受賞し、大企業・自治体などで幅広く利用されている。
これまでは、PDFで図面や書類をもらっても、自分で書き足せないという電子ファイルの欠点があった。同ソフトはその欠点を補い、電子ファイルが紙に取って代わる日が見えてきた気がする。
PR TIMES