空飛ぶマシンの時代がやって来る
同社は「次世代のインフラ企業となる」というビジョンを掲げ、「エアーモビリティ事業」「ドローン・AI事業」「演算力シェアリング事業」の3つのコア事業を展開中だ。今年の東京モーターショー2019では同社開発のホバーバイク「XTURISMO™ LIMITED EDITION」を展示。その他、多目的産業向けAIエッジコンピューター搭載ドローン「A.L.I. Number One」や、空のトラフィック管理プラットフォーム「C.O.S.M.O.S」の開発を完了し、エアーモビリティ社会実現へと着実に進んでいる。
このたび、SGインキュベート第1号投資事業有限責任組合、FFGベンチャー投資事業有限責任組合第1号、MSIVC2018V投資事業有限責任組合、オプトベンチャーズ2号投資事業有限責任組合、株式会社JR西日本イノベーションズほか複数を引受先とした第三者割当増資により総額23.1億円の資金調達を実施。
今回の資金は、「XTURISMO™ LIMITED EDITION」の開発および販路確保、新たな産業用ドローンの開発や操縦士提供サービスの事業成長、演算力のクラウドシェアリングサービス「Bullet Render Farm™」の追加開発やマーケティングなどに充てられるようだ。
多角的にエアーモビリティ社会実現を目指す
同社が開発したエアーモビリティ社会の先駆けとなる「XTURISMO™ LIMITED EDITION」は、2020年からの販売を目指しており、その後には量産型ホバーバイクのグローバル販売を予定。また、ドローン・AI事業においては、オリジナルドローンの開発に加え、無線給電システムやAIによる管制システムなどのプラットフォーム、ドローンレースのシステム開発、ドローン操縦士の提供を行っている。
そして、トラフィック管理プラットフォーム「C.O.S.M.O.S」は、ドローンの機体の健全性、運用の確実性、周辺と運用者の安全性をより確実に計画・監視・管理し、数千数万のドローンの安全な航行を実現可能だ。同プラットフォームはブロックチェーン技術により、オープンプラットフォームとして独立性を持つため、エアーモビリティ社会の基盤となり得るだろう。
さらに同社は、エアーモビリティ社会のインフラに必要不可欠な仮想空間の画像処理と連携可能な演算力シェアリングのプラットフォームの開発にも取り組んでいる。3Dレンダリングを可能にするクラウドレンダリングサービス「Bullet Render Farm™」、ディープラーニングやCAE(工業シミュレーション)を実行する演算力のクラウドサービスがそれに当たる。
同社が、空飛ぶマシン自体を開発し、その運用のためのシステムも開発・提供することで、エアーモビリティ社会がより現実的なものになっていくだろう。
PR TIMES