さまざまな車メーカーから電気自動車（EV）のコンセプトや仕様の発表がこのところ相次いでいるが、ドイツのアウディは、同ブランド として2モデル目のEVとなる「E-Tron Sportback」の仕様をLAモーターショーで発表した。

航続距離は446キロで、量産車としては初めてデジタルマトリックスLEDヘッドライトを標準搭載する。来年まずは欧州で発売する。

・スポーティなクーペ

Sportbackは名称にある通りスポーティなデザインのクーペ。昨年発表されたE-Tron SUVと同じEVパワートレインを使用する。出力は300kW、フル充電で446キロ走行する。

加速性能はというと、わずか6.6秒で時速100キロに到達する。さらにスポーツモードにすると、この数字は5.7秒になるとのこと。

・高精度のヘッドライト

デザイン的には2017年に発表されたコンセプトから大きく変わっていないが、新しく開発したデジタルマトリックスLEDヘッドライトを採用しているのがポイント。

このライトは高精度で前方を照らし出すことができ、走行レーンの維持や狭い道路でのハンドル操作をサポートして運転の安全性を高めるのに貢献するという。

Sportbackは11月末から予約の受付を初め、2020年春にも世界に先駆けて欧州で発売する。価格は7万1350ユーロ（約860万円）〜。その他のマーケット展開についてはまだ情報がない。

Audi

（文・Mizoguchi）