アーティストが作品を制作している様子をライブ配信できる新機能
2019年11月のAdobe Maxカンファレンスにおいて、ライブ配信機能が発表された。デジタル描画ツールであるAdobeフレスコを使っている一部のユーザー向けに機能が開放される。今後は、より多くのユーザーにも利用可能になる見込みだ。この機能は、ライブ配信のリンクを公開すると、誰でも視聴し、コメントが行えるようになる。ゲーム実況プラットフォームとしてTwitchは人気を集めている。ゲーム・プレイヤーがそのスキルをライブ動画で公開しているように、アーティストが作品を制作している様子がAdobeのライブ配信で可能になるのだ。
どのようにAdobe製品の機能を活用しているかを理解できる、学習の機会をもたらす
Adobeは既にYouTube等でライブ動画を公開し、アーティストが作品を制作している様子を配信している。配信は3時間近く行っているが、視聴時間は平均して66分以上に及ぶ。どのようなツールを使って、作品を作っているかを理解できるため、人気を集めてきた。特定の製品や、特定のツールの使い方を学ぶためにライブ配信は効果的なものとなる。プロダクト責任者のスコット・ベルスキによると、デザイナーは学校に通うよりも、他のデザイナーの隣に座り、見よう見まねで学んできたと言う。Adobeのライブ配信機能は、この学習体験をクリエイティブ・クラウドで実現しようとしている。さらに、人気のライブは、バズる可能性も秘めている。
Adobe is building live-streaming into Creative Cloud apps