・注目度が高まる「インパクト投資」
「インパクト投資」とは、社会や環境にポジティブな変化を生み出す事業を対象とし、社会的成果と経済的リターンの両立を目指す投資のこと。近年の社会課題や環境問題への懸念の高まりを受け、ESG投資(※1)やSDGs(※2)に注目が集まる中、インパクト投資市場が急速に拡大しており、2020年にはグローバルで約100兆円の規模に達すると予測されている。
※1 財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資
※2 持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成される「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標
・中高生のデジタル人材育成環境を整える
今回出資を受けたライフイズテック株式会社は、プログラミング・ITキャンプ事業でデジタル人材育成に取り組むEdTechカンパニー。2011年よりこれまで、延べ4万人以上の中高生へIT・プログラミングを学ぶ機会を提供してきた。子どもたちのITスキルや「自ら創り出す」体験がますます重要になる一方で、興味を育て、スキルを習得し、好きなことを見つけてチャレンジする環境は十分整っていない。こういった現状を変えるべく、今回調達した資金を活用して環境整備を目指す。
具体的には、中高生を対象としたキャンプやスクール事業の拡充、企業や地方自治体と連携した、社会課題解決に取り組む学習プログラムの企画運営、教職員を対象とした教材提供やトレーニングの拡充などに取り組んでいく。
社会的インパクトの推進と、経済的リターンの両立がどのように実現されていくのか。この新たな取り組みに今後も注目していきたい。
PR TIMES