ドアtoゴルフ場を実現
NearMeは、すでに展開しているシャトルサービス「スマートシャトル™」にて、成田空港と都内間を送迎するエアポートシャトルを運営中だ。本サービスは、Plug and Play Japan社のアクセラレータープログラム Batch 2を通し、Mobility分野の採択企業である同社と、東急不動産ホールディングス株式会社のグループ会社 株式会社東急リゾートサービスならびにR&Dセンターが検討し、3月に実証実験を決定。その後も内容を検討し、「スマートシャトル™」のサービス第3弾として、このたびの予約開始に至った。
本サービスは、次世代のゴルフ場シャトルサービス「ゴルフシャトル」として、「季美の森ゴルフ倶楽部」と「都内8区(渋谷区、新宿区、世田谷区、目黒区、品川区、港区、千代田区、中央区)にある自宅」間を独自のAIが提案する最適ルートで移動可能だ。最大4人をピックアップし、大型バスにはない小回りと、一人乗りのタクシーより安価での移動を実現する。
また、ラウンド休憩中に飲酒が可能となるため、ゴルフ場での楽しみを満喫できるのも魅力のひとつだろう。これまで電車やバスを利用していた人の中には、ゴルフバッグを事前に送っていた人もいるが、同サービスを利用すればその手間も省ける。オンデマンド型シャトルにより、時間とお金、手間をかけずにストレスレスな移動体験が実現可能なのだ。
ゴルフ場にとっては若者のゴルフ離れや車離れ、また、訪れるお客の高齢化による長距離運転の不安や免許返納など、移動問題は軽視できないようだ。同サービスが本格的に広まれば、問題解決に寄与するかもしれない。
様々な課題に独自のアルゴリズムで向き合う
同社が開発する最適ルートで複数人をピックアップできる「最適化アルゴリズム」は、今後さらに多くの領域での活用が期待され、近年深刻化している移動問題の解決策本命と言われるMaasの中でも、注目されている。同社代表の髙原氏は、「nearMe.」や「スマートシャトル™」を通じて、無駄のない移動体験を提供し、将来的には地域の活性化や地方の移動問題の解決に貢献したいとしている。高齢化の進む現在、高齢ドライバーの交通事故とそれによる免許返納の加速、地方での路線バスの廃線などが引き起こす移動問題と向き合っているようだ。
多くの人に便利な移動体験でありながら、社会問題解決に繋がる可能性のあるサービスの今後の展開に注目したい。
PR TIMES
Techableインタビュー記事