近い将来、さまざまなリアルデバイスに拡張の余地が組み込まれ、プログラミングは画面を飛び出すものになるかもしれない。そんな世界をいち早く体験できそうなプロダクトががKickstarterに登場した。
「Kamibot Pi」は、ペーパークラフトとロボットを組み合わせることで、プログラミングトイを超えた価値を提供してくれる。
・ブロックコーディングからPythonまで
Kamibot Piでは、アプリやパソコン上のエディタのほか、カードやリモコンからもコマンドが送信できる。コマンドを受けてロボットが動きを変えるのを見れば、組み合わせてさまざまな動きをさせたいという気になるはず。カード、リモコンによるシンプルなコマンド入力がそのままアプリのブロックコーディングによる学習を促し、最終的にはエディタを使ってPythonが学べるという導線も自然だ。
デザインは愛想がないほどシンプルだが、その小ささやくるくる回転する動きとあいまって、さまざまな拡張が可能となる。
・ペーパークラフトで着せ替え自在
ペーパークラフトで着せ替えできて、車になったり、惑星になったり、パックマンになったりしてゲームなんかが楽しめる。また、2台連結させれれば青虫に、そして回転を利用してじゃんけんマシーンに……と応用無限だ。
ペンを差し込めばプログラミングした通りの図形が描ける機能なんかは、子どにとって魅力的に映るだろう。
一歩間違えば大人でも実利用できそうなKamibot Piは、現在Kickstarterにて支援受付中。支援枠は79ドル(約8600円)と送料10ドル(約1100円)からとなっている。動き回るKamibot Piの動画など、詳細はキャンペーンページからご確認いただきたい。
Kamibot Pi/Kickstarter