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テクノロジーと人、自然の共生を目指すmui Lab、約2億円の資金調達

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テクノロジーが人や自然と調和する未来を目指し、「Calm Technology & Design(穏やかなテクノロジーのデザイン)」を提唱するmui Lab株式会社は、株式会社環境エネルギー投資らを引受先とする第三者割当増資にて、総額約2億円の資金調達を実施した。

無為自然な最先端技術

同社は、NISSHA株式会社の社内ベンチャーとして設立され、2019年4月にMBOにより独立したテクノロジースタートアップ企業である。

自然なありさまを示す「無為自然」をコンセプトとし、テクノロジーと人と自然が調和するデザインを創出。最先端の技術が違和感なく佇む未来を目指し、伝統と技術の融合する街 京都から斬新なテクノロジーを発信している。

このたび、株式会社環境エネルギー投資、株式会社Darma Tech Labs、京銀リース・キャピタル株式会社、京都信用金庫4社の運営する各ファンドを引受先とする第三者割当増資により、総額約2億円の資金調達を完了した。

今回の資金は、UXソリューションを提供するためのプラットフォーム開発、マーケティング、研究開発業務への積極投資、ならびに人材獲得へと充てられるようだ。

人・自然と調和する斬新なテクノロジー

同社は、家族関係の改善に焦点を当てたスマートホームデバイスのインターフェイス「mui」を開発・販売中だ。「mui」は、NISSHAが開発するタッチセンサーとワイヤレスセンサーを内蔵した木製デバイスで、木の板のようなナチュラルな外観は空間との親和性が高く、触れることでメッセージの交換や天気予報などの受信、音楽再生やスマート家電の操作などができる。

同製品は、クラウドファンディングのKickstarterを通じて世界中から多くの反響を得て、2018年末に目標金額を達成し、ベストオブキックスターターを受賞。2019年1月のラスベガスにて開催されたCESではイノベーションアワードを受賞している。現在は、商業施設やビジネスオフィス、また屋外での使用も想定し、あらゆる分野へのテクノロジーライセンスを進めているとのこと。

また、2019年4月、イタリアで開催された「ミラノデザインウィーク2019」では株式会社ワコムと新企画のアートシステム「柱の記憶」を共同出展し、世界の注目を集めた。「柱の記憶」は、デジタル化された柱にワコムのデジタルペンで子どもの身長をマークすることで、近くの衣装箱に数値が表示され、マークした数値はクラウドに蓄積されるというものだ。

テクノロジーの便利さだけを追求せず、人や自然と調和させることで、穏やかな生活を実現しようとする同社の着眼点と、創出される斬新なデザインと機能性に今後も注目したい。

PR TIMES

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