2つ折りにすると、ポケットに簡単にしまえるサイズになるという、古くて新しいスマホだ。ただし、現段階ではコンセプトにとどまり具体的な商品化計画はない。
・全面スクリーン
サムスンのデベロッパー向けの会議SDCで明らかにされた。コンセプトとして発表され、名称もまだ付いていないようだ。Twitterで公開された映像を観ると、このコンセプトのハードウェアはややスリムなスマートフォンで、真ん中から縦に2つ折りできる。デザイン的にはフリップ携帯に近いが、最大の違いはフリップ式が上半分スクリーン、下半分はボタンだったのに対し、コンセプトのデバイスは全面がスクリーンとなっている。
・自動でサイズを最適化?
Galaxy Foldが発売前にトラブルを抱えたことにわかる通り、スクリーンを折り畳むという技術はかなり高度だ。それに加えて、今回のコンセプトでは、デバイスを角度90度ほどに折った時にはスクリーンが自動的に小さくなって上部に表示される。つまり、使い方によってスクリーンが自動で最適化されるということのようだ。
もし実現すれば、Galaxy Foldと同様、かなり世間の注目を集めるデバイスになることは間違いない。もっとも、フリップスタイルのスマホに関しては、モトローラも意欲的に取り組んでいて、今後、折り畳みトレンドがさらに進化する可能性は十分にありそうだ。
Samsung
(文・Mizoguchi)