この選定を受け、地域連携型クラウドサービスの「カナミッククラウドサービス」で培った医療・介護連携のノウハウを、「東京都多職種連携ポータルサイト(仮称)」に反映させることにより、東京都内全域での医療・介護連携の推進に寄与するとしている。
事業の目的
東京都内の在宅療養の現場では、地域内の医療・介護関係者が患者情報の共有を行うにあたり、情報共有システムが活用されている。しかし、隣接する地域で異なるシステムが導入されているため、情報共有のための業務が煩雑化しているケースがあるのだ。また、医療機関間の転院調整の際、転院先医療機関の情報が少ないなどの理由から、転院先決定までに時間を要する場合もある。本事業の目的は、こういった課題を解決するために、東京都内全域での医療・介護関係者の連携を推進する共通ポータルサイトを構築し、広域的な連携(情報共有)を促進。また、東京都内における在宅療養推進体制の強化を図ることだ。
構築する主な機能
本事業では、主に2つの機能を構築する。ひとつは、一元的に患者情報の更新状況を確認でき、円滑に各システムの患者情報へアクセスできる仕組み「多職種連携タイムライン(仮称)」。
もうひとつは、転院元病院と受入側病院双方からのアプローチ機能を備えた退院予定患者の受入れマッチングを行う仕組み「転院支援サイト(仮称)」だ。
医療・介護といった社会保障に関わるクラウドサービスを提供する同社は、超高齢化を迎える日本にとって非常に重要な存在になるかもしれない。
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