認可初日に約7,700台が対応
全国47都道府県・約7万台のタクシー車両ネットワークを有するJapanTaxi株式会社は、運営する配車アプリ「JapanTaxi」にて、東京(23区・武蔵野市・三鷹市)を対応エリアとした日本交通株式会社の車両約2,000台と、北海道(札幌市内・千歳市内)を対応エリアとした金星自動車株式会社の車両179台、合計約2,200台から同サービスを開始。11月には、都内において、帝都自動車交通株式会社の全1,119台でも対応する予定だ。また、タクシー会社5社(株式会社グリーンキャブ・国際自動車株式会社・寿交通株式会社・大和自動車交通株式会社・株式会社チェッカーキャブ)と、ソニー株式会社およびソニーペイメントサービス株式会社の合弁企業であるみんなのタクシー株式会社は、配車アプリ「S.RIDE」にて、国際自動車株式会社の車両3,458台と、大和自動車交通株式会社の2,052台、合計5,510台からサービスを開始する。2019年度中に、グリーンキャブ・寿交通・チェッカーキャブの3社でも対応予定とのこと。
ルート・運賃を事前確定
タクシー事業108年目にして初めてITと掛け合わせた新たな運賃料金体系である同サービスは、ユーザーがタクシーに乗車する前に乗車予定地と目的地を入力することで、ルートの候補と運賃が表示され、ユーザー自身が選択し、運賃が確定するというもの。これにより、「運賃が分からない」という不安要素を取り除き、より安心な乗車体験を実現していく。
ただし、同サービスには注意点もある。事前にアプリに表示される金額は運賃のみであり、有料道路料金や送迎料金は別途必要。また、ユーザーの都合でルート変更した場合、アプリに表示された全額を支払ったうえで、変更を申し出た地点から目的地まではメーター運賃となる(事前確定運賃とメーター運賃の領収書は合算不可)。そして、事前確定運賃よりもメーター運賃のほうが安いという場合もあり得るが、乗車後は返金はできないなど……。利用の際は詳細を把握しておくほうがいいかもしれない。
現在、都内大手タクシー会社では、タクシー配車リクエストの約8割がアプリによるものだそうだ。同サービスが今後アプリユーザーにどのように浸透していくのか注目したい。
PR TIMES(みんなのタクシー)
PR TIMES(JapanTaxi)