・アバターが店内に投影
「JAM HOME MADE東京店」の大きな特徴は、「結婚指輪の自動販売機」と「仮想店舗を投影した内壁」により、リアルとバーチャルの融合を目指した点。店舗には、24時間いつでも結婚指輪が買えて作れる自動販売機が設置されており、店内の内壁にはバーチャルの来客がアバターとしてリアルタイムで映し出されれている。
このような、買う行為のリアルとバーチャルを組み合わせた新しい視点が評価され、今回の受賞に結びついた模様。
・今後の店舗デザインにも影響大?
リアルとバーチャルの融合した店舗デザインの結果、20坪のスペースの同店舗には、1分間で数万人が来店可能になったという。同社のディレクター増井氏は、「リアルとバーチャル双方で同等のサービスを提供することをテーマに、店舗内壁にECの仮想店舗を投影し、実店舗内に可視化することで全てのお客様を同じ空間に迎えることを視覚的に実現した」と語る。
今回の受賞は、今後さらに変化し続けるであろうリアル店舗のデザインに大きな影響をもたらしていくのではないだろうか。
2019年度グッドデザイン賞