「Vigo」はセンサー付きのヘッドセット型ウェアラブルツール。装着しているユーザーの眠気を検知して、アラートを発信し、ユーザー自身に休息のタイミングを知らせてくれるものだ。
このヘッドセットには赤外線モーションセンサーと加速度計が搭載されており、ユーザーのまばたきの状態を追跡する。20にも及ぶまばたきのパラメーターを識別し、これらのデータから装着者の気力の状態を判断する。Bluetoothを通じて、専用アプリにデータが送信され、眠気や疲労状態にあると判断されると、アラートが発動するという仕組みだ。このアラートの種類は、バイブレーション、LEDライトの点滅というパターンや、ユーザーの設定した気分が上がる曲が流れるようにするなど、カスタマイズが可能になっている。
また、「Vigo」ではユーザーのパフォーマンスを時間の経過とともに追跡し、集中のピークがいつなのかを記録したり、これまでの履歴を閲覧できるほか、疲労の度合いによって気分転換するためのリコメンドを提供してくれる。たとえば、“散歩をする”“コーヒーを飲む”“昼寝をする”“体を動かす”といった具合だ。さらに、このヘッドセットで通話をすることも可能だという。
現在、公式サイトにて79ドルで事前購入を受付中で、将来的には119ドルで正式販売をする予定。長時間の労働やドライブのとき、このようなヘッドセットがあれば、適宜必要な休息を取ることで業績向上につなげたり、事故を未然に防ぐことにもつながることだろう。
Vigo