このアプリの使い方としてまず想定されるのが、公私の使い分けということだろう。ひとつのメッセージアプリで会社の同僚や家族、友人とやり取りをしている人も多いと思うが、例えばこのアプリを友人とのチャットを楽しむためのプライベート専用にするという使い方ができる。
また、このアプリを利用する際には専用の番号が発行されるので、携帯電話の番号を使わずにメッセージのやり取りができる。なので、電話番号を教えるのがためらわれるような相手との連絡にも活用できるというわけだ。機能としては非常にシンプルで、メッセージ、声の録音、ステッカー10枚ほどとなっている。
現在はiPhoneのみで利用できるが、Android版アプリも開発中だ。また、インターネットに接続できる環境であればどこでも利用できるので、フィーチャーフォン(スマートフォンではない従来のタイプ)アプリの今年中のリリースも予定している。
実際、スマートフォンの浸透は急速に進んでいるものの、統計によれば2013年に世界で出荷された携帯電話約1億台のうち45%はフィーチャーフォンで、かなりの需要があることがわかる。Chaatzはこうしたフィーチャーフォンユーザーを取り込みたい考えで、この点では同じくフィーチャーフォン用アプリを出しているFacebookのメッセージ機能がライバルとなりそうだ。
Chaatz