・カーボンニュートラルの国際規格PAS2060に基づく認証
今年で創業100周年を迎える超高級車メーカー・ベントレー社。イギリス・クルーにある本社では、約4000人の従業員が4車種の設計から研究開発、エンジニアリング、製造までを一貫して行っている。そして10月上旬、このクルー本社がカーボンニュートラルの国際規格PAS2060に基づく認証を英・カーボントラスト社から取得した。
・使用電力は100%再生可能エネルギー
クルー本社で使用する電力は、100%再生可能エネルギーで賄われる。ベントレー社は今年、敷地内のカーポートに1万枚のソーラーパネルを設置。設置面積は自動車1,378台分に相当する1万6426m²で、発電容量は2.7MW。工場屋根に設置されているソーラーパネル2万815枚と合わせると7.7MWの発電容量を擁する。これは1750世帯分の使用電力に相当する。そして、排出を回避できないCO2は、ゴールドスタンダード財団が管理するカーボンクレジットを購入することで相殺。クレジット内容や購入量は、世界的な非営利環境企業のカーボントラスト社が検証を行う。
さらに、ベントレー社は電動化も進めており、2023年までに全ラインアップにハイブリッドモデルを、2025年までにBEV(バッテリー電気自動車)を導入を予定している。世界で最もサステナブルなラグジュアリーカーメーカーになることを目標に掲げるベントレー社、今後のさらなる展開が期待される。
Bentley Motors