「人」を軸に本を探す
本は年間8万点も出版されているが、消費者が本に出会う機会のほとんどは、過去に読んだ本の類似本のリコメンド、ベストセラーランキングや流行りの本の宣伝などに限られている。自ら書店へ行き、じっくり本を探すとなると時間に余裕も必要となり、忙しい現代人には難しいのが現状だろう。そこで同社は、「人」に本の情報を紐付け、ユーザー自身と価値観が近い人や専門家、著名人のおすすめ本の閲覧ができ、気になる本をアプリ上で保存、任意のタイミングで購入可能なソーシャルリーディングアプリ「ReadHub」を開発した。なお、専門家・著名人のおすすめ本のインタビューは毎週更新。
購入後、本の感想を気軽に投稿でき、コメントで議論したり、違う本を推薦しあったりするチャンスも生まれる。また、覚えておきたい情報などをアウトプットできる機能もあり、思考の整理もしやすくなるようだ。そして、本の保存から読了後の記録までアプリ上で管理できるため、場所を取らない読書体験が可能となる。
業界初のソーシャルリーディング
2019年のhonto調べでは、本選びに困っている人は55%だという。そして20代・30代の多くは友人・知人の推薦や、SNSを利用し「人のオススメ」を参考に本を探しているようだ。しかし友人・知人からの推薦は、本を探しているタイミングでもらえるかが難しく、SNSでの検索には手間がかかる。その点、同アプリは、自分のタイミングで検索でき、人に紐付ける情報を「本」に特化することで、本の情報収集という点ではTwitter・Facebookに優る便利なツールとなっているようだ。同社は、「ソーシャルリーディングで読書をもっと面白く」というミッションのもと、巨大な出版産業とテクノロジーを掛け合わせ、時代のニーズに応える読書体験を提供すべく、同アプリのリリースに至ったのだ。本を紹介するサービスは、年々増加傾向にあるが、ソーシャルリーディングサービスは本アプリが業界初となる。
今後は、web・Android版を今年度中にリリース予定としており、機能面でも、マイページの本棚の並べ替えが自由にできる機能や紹介リクエスト機能、ジャンル別ソート機能など本の情報収集と読書管理をより便利にする機能を拡充していくとのことだ。
PR TIMES