Tidalやdeezerなどのストリーミングサービスで利用できる。
・ライブ空間を“体験”
方式名に360とあるが、これはあらゆる方角から音が聞こえてくるような音楽体験となることを指している。たとえばライブのステージでは、ボーカルやその他の楽器などの位置や距離は微妙に異なる。こうした位置情報を取り込んでの音楽データを提供するのが360 Reality Audioだ。
つまり、リスナーは360 Reality Audio方式の音楽をヘッドフォンやスピーカーで聴くときに、その音楽が演奏された場所にあたかも自分がいるような体験を得ることができるのだという。
・まずは1000曲で
この方式による音楽はまずはTidalやdeezer、nugs.netといったストリーミングサービスのアプリ(iOS、Android)で提供される。楽曲数は1000曲程度で、この数字は追って増える見込みだ。また、このサービスはどのメーカーのヘッドフォンでも利用できるが、ソニーのI headphones Connectアプリを使えば、耳の写真を撮ってその形状に最適な音にするなど、よりパーソナライズされた音を楽しめるという。
日本ではAmazon Music HDが360 Reality Audio方式の音楽配信を予定している。
Sony