自動的に停電を感知し、万一停電となっても自動的にメーン電源に切り替わるスマートさを武器に、災害の多い日本で需要取り込みを図る。
・最大10台まで連結も
蓄電容量13.5kWhの第2世代Powerwallを来春から展開する。Powerwallは内蔵するリチウムイオンに電力をためておくことができ、太陽光発電システムと一体化させることも可能だ。最高出力はピーク時が7kW、連続運転時は5kWとなる。Powerwallのサイズは1150×753×147ミリで、床置き、または壁掛けで設置が可能。床置きの場合は最大10台まで連結することができる。
・切り替えは全自動
また、Powerwallとは別にコントロール・通信を行うハードウェアを設置する必要があるが、これを使うことで電源の切り替えなどシステムは全て自動で行われる。加えて、専用のアプリも用意されていて、蓄電状況の確認や電力のマニュアル切り替えなどもできる。たとえば、電気料金の安い夜間に蓄電しておいて、その電気を日中に使うということもできる。
気になるお値段は、Powerwallが82万5000円、サポートハードウェアが16万5000円の計99万円(税金、設置費用は別)。
なかなかの初期投資になるが、長期使用時の経済メリットや緊急バックアップがあるという安心感などを考えたとき、魅力を感じる人は少なくなさそうだ。
Tesla
(文・Mizoguchi)