資金調達と今後の展望
同社は、「新しい視聴体験をつくる」をミッションに掲げ、インタラクティブ動画(触れる動画)の編集プラットフォーム「MIL」の提供により、ただ見るたけの動画から、双方向のコミュニケーションが可能となる動画を実現させた。このたび、SMBCベンチャーキャピタル、マイナビ、フォーイットを引受先とした第三者割当増資により、約1.3億円の資金調達を実施。
これにより、「MIL」の機能拡張やアプリ開発、複数の広告媒体にまとめて広告を配信するアドネットワークやネイティブアプリ(プラットフォーム上で直接動作するアプリ)など配信面の機能拡張、インサイドセールスや広報・PR、カスタマーサクセスなどの運用体制の強化を図るとしている。
視聴者との距離を縮める動画制作
日本初のインタラクティブ動画編集プラットフォームである「MIL」は、無料会員登録の後、誰でもインタラクティブ動画を編集でき、1,000視聴までは無料で配信可能だ。2017年12月のサービスリリース以来、登録アカウント社数433社、インタラクティブ化された動画累計1,256本を超えている(2019年9月末時点)。動画内の「ヒト・モノ・コト」にタグ付けし、ストーリー分岐・外部リンク・ポップアップ・電話・クーポン・アンケートフォームなどの機能を追加すれば、視聴者にアクションを求め、促す動画を制作可能。また、配信された動画の視聴データは、視聴者のインサイトとしてレポートに蓄積されるため、動画作成の改善点を認識しやすいのも特徴だ。
5Gの導入が近づくいま、日本では“インフラそのもの”よりもむしろ“どう活用するか”に注目が集まっている。なかでも大きなコンテンツのひとつになるであろう「インタラクティブ動画」に携わる同社の動きは、これからもウォッチしていきたい。
PR TIMES