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糖尿病患者の足を監視するスマートインソールはアプリでデータを医療従事者と共有

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糖尿病患者の10人に1人が足潰瘍を発症するという。しかし、糖尿病の合併症により患者が足の感覚を失うなどして、患者自身が足の健康状態を監視することが難しくなり、治癒しない潰瘍が組織や骨に深刻な損傷を引き起こして、足の一部を切断しなくてはならない場合もある。

そこで今回、米スティーブンス工科大学とIT会社のBonbouton社が、糖尿病患者の足を監視するスマートインソールを開発した。

・糖尿病患者の足を監視し、アプリに送信

スマートインソールはスニーカーやドレスシューズに挿入して使用する。高品質のポリマーからつくられており、快適でサポート力に優れ、丈夫だ。

このインソールは、特許取得済みのグラフェン技術を使用して、足の温度と圧力の変化、炎症の最初の兆候を監視し、潰瘍形成前にその可能性を検出する。

その後、データがレポートとしてアプリに送信され、足の健康状態にわずかな変化がある場合には最適な処置方法とともに通知してくれる。

・患者の生活の質の向上を促す

アプリは患者自身がアクセスできるとともに、医療従事者とも共有でき、医療従事者が治療が必要かどうかを判断するのに役立つ。

これにより、患者は毎日24時間継続的な自己監視を簡単に行うことができ、診察のための医師訪問の頻度が減り、患者の生活の質の向上につながる。

糖尿病患者の足を監視するスマートインソール、患者の健康と生活の質の向上を促すデバイスの登場となる。

Stevens Institute of Technology/Bonbouton

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