乗車を希望する人はアプリからリクエストして、同じ方向に向かう他の客とライドをシェアするというもの。同市は市民に使い勝手のいい“足”を提供することで、マイカー使用の抑制、ひいては交通渋滞の緩和や排ガス抑制につながることを期待している。
・1回5ドル
クパチーノといえば、Appleが本社を置く地だ。Apple以外にもテック企業が立地し、そうした企業に通う人々や地元住民にとって新たな足となるのがViaのシャトルバンだ。バンは乗客6人乗り。利用するにはViaのアプリでライドをリクエストするだけ。運行スケジュールなどはなく、あくまでもオンデマンドとなっている。
アプリで乗車をリクエストできるサービスというとUberやLyftなどがあるが、Viaのものは「公共サービス」という位置付けのため、乗車は1回5ドル(約540円)という抑えめの価格となっている。
・日曜は運行なし
また、オンデマンドではあるが、運行時間は月〜金曜日が午前6時から午後8時まで、土曜日は午前9時から午後5時までで、日曜は運行しない。乗車料金は都度払いのほか、1週間17ドル(約1800円)、1カ月60ドル(約6400円)というパス(1日あたり乗車4回まで)もある。クパチーノ市によると、このサービスは18カ月のパイロットとして車両10台で10月29日から開始される。
Viaのオンデマンド乗車サービスは2013年にまずニューヨークで始まり、これまでに米国内外20カ国超で導入・試験展開されている。
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クパチーノ市