音というと複製できそうでセキュリティ的にどうなの? と考えるかもしれない。しかしJIIPKEYのSoundKeyは人の耳には聴こえず、暗号化されているため、むしろ従来のスマートロックよりも安全性が高いという。
興味深いその仕組みや利便性について見ていこう。
・SoundKeyは家族や友人に送信できる
JIIPKEYでは、スマホアップで発行するSoundKeyをスマートロック本体に聴かせることでロック解除する。恒久的なSoundKeyも発行できるが、一時的なものを毎回発行しても構わないだろう。ロック解除の操作にはWi-FiやBluetoothの接続が不要で、やりとりはローカルで完結して安心だ。
SoundKeyは単なるオーディオファイルなので、メッセンジャーに添付して家族や友人に送信することが可能。受け取った人はアプリのインストールやアカウントの登録なしで家に入ることができる。
もちろんゲスト用のSoundKeyは、いつでも無効にすることが可能。
・ID登録も不要
Wi-Fiにつなげて便利に使う機能も用意されていて、例えばスマホアプリからリモートでロック解除することができるが。また、設定することでロック解除を通知することもできてセキュアだ。このようにJIIPKEYではクラウドを利用するが、ID登録が不要で電話番号だけでアプリと紐づけられる。バッテリーライフは約1年。オートロックもできる。
すでにAirbnbなんかで利用されている同システム。Kickstarterのキャンペーンページからプロジェクトを支援することで手に入れられる。支援額は99ドル(約1万700円)から、日本への送料が10ドル(約1100円)となっている。
JIIPKEY/Kickstarter