第1世代「R1」はコンピュータービジョンを搭載し、賢いドローンとして発表時にかなり注目を集めたが、今回の第2世代では賢さはそのままにカメラ性能や飛行速度をアップグレードしている。
・4k/60fps HDRで撮影
メーンとなる撮影機能としては、カメラ6台を搭載している。数こそR1の13台から減ったが、性能は大幅にアップしている。それぞれ高解像で、4k/60fps HDRでの撮影が可能となっている。各カメラの画角は200度とかなり広く、ほぼ死角がない。なのでナビゲーションのときはカメラがとらえた情報をコンピューターが処理して、周囲を完全に把握しての飛行となる。
ちなみにAIコンピューティングデバイスはNVIDIA社のJetson TX2を搭載し、GPSセンサーも備えている。
・時速58キロで自律飛行
そのほか、自律飛行スピードがR1の時速40キロから時速58キロへと速くなり、バッテリー持続時間も16分から23分へとのびた。操作はアプリ(iOS、Android)、またはビーコン、コントローラーで行う。操作範囲はスマホが200メートル、ビーコンが1.5キロ、コントローラーが3.5キロとなる。
そして、何といっても消費者にとって第1世代と第2世代の大きな違いは価格だろう。第2世代の価格は999ドル(約11万円)。これは第1の2499ドル(約27万円)の半額以下で、かなり魅力的だ。
サイトにはなかなかの速さで駆け抜けるマウンテンバイクやスノボーダーをきっちりととらえながら追尾していく様子を紹介するビデオがあるので、興味のある人は必見だ。
Skydio