農業における高齢化は深刻な社会問題で、特に収穫期などの繁忙期には人手不足に苦しむ農家は多いようだ。そこで、株式会社マイナビは、2019年5月に「農mers」を試験的に公開し、繁忙期の農家を手伝うことで気軽に農業に触れる機会を提供。このたび、より多くの人に利用してもらうべく、正式リリースに至った。

まずは、気軽に農業に触れる

本サービスは、人手不足に悩む農家と、農業を始めたいが初期投資の面や技術面に不安があり二の足を踏んでいる人をつなぐアプリだ。登録・利用は完全無料で、スマートフォンでダウンロードするだけで誰でも簡単に利用可能。

農家は手伝ってほしい作業内容を登録し、農業を始めたい人は作業エリアや期間などの希望条件や自分のスキルを登録。興味のある農家を見つけたら、チャットで具体的なやりとりを行い、詳細を決める。

本サービスは、将来的には短期的な労働力不足解消にとどまらず、農家の後継者創出にも貢献したいとしている。

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農業の維持・発展を支援する様々なサービス

同社は、農業の総合情報サービス「マイナビ農業」を運営し、「農mers」は「マイナビ農業」のひとつのサービスである。

本サービスの他に、就農イベント「マイナビ就農FEST」、食と農の研修・セミナー「ノウラボ」、農業の最新情報と人材交流が生まれる場を目指した農業活性化イベント「NEXT AGRI PROJECT」などを展開し、併せて農家の取材記事や栽培ノウハウ等を発信。農家や農業関係者がこれらのサービスを活用し、農業の関係人口の増加、農業の持続・発展が実現することを目指している。

本サービスを多くの人が利用し、農家の人手不足や後継者問題の解決の糸口となると期待したい。また、農業を始める人にとっても、間口を広げてくれるサービスであってほしい。

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