・フォードが自動運転車テストを行う3番目の都市
オースティン市はマイアミ・デイド郡と首都ワシントンDCに次いで、フォードが自動運転車テストを行う3番目の都市となる。過去8年間でオースティン市はアメリカで最も急速に成長している大都市圏であり、住民の都市圏移動にも影響を与えている。地域での車両使用は2040年までに2倍になると予測されているが、高速道路の容量増加は15%に留まるという。
住民の快適なモビリティ確保が必須となるなか、フォードは市と州やパートナーと連携して、多くの選択肢のエコシステムを補完する方法で自動運転サービスを構築したいと考える。
・自動運転車の最適な展開方法を検討
まず、フォードはオースティン市で道路のマッピングと自動運転システムのテストを開始し、ビジネスパイロットを実施する。テスト運用は、アメリカに本拠をおく自動運転技術のプラットホーム会社のArgo AI社と共同で行っていく。そして、住民生活を向上させるために、この新技術をどのように展開していけばよいのかを企業やコミュニティグループに働きかけて、今後数年間で理解を深めていく方針だ。
フォードとオースティン市の関係者は、自動運転車は交通機関へのアクセスを向上させ、効率的な商品配送を提供することで、包括的なモビリティソリューションの一部になると考えている。今後の展開が楽しみだ。
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