・代替肉を使ったハンバーガーをカナダで試験的に販売
「BLTバーガー」になぞらえ、プラント(植物)、レタス、トマトの頭文字をとって「PLTバーガー」と名付けられたこの代替肉バーガーには、代替肉を開発・製造する米スタートアップ企業Beyond Meat(ビヨンド・ミート)がマクドナルドに向けて特別に開発した代替肉パティを採用。着色料や保存料、人工調味料を一切使用せず、マクドナルドの利用客の好みに合わせて、食肉と同様のジューシーな食感や味を再現しているのが特徴だ。
「PLTバーガー」の価格は、6.49カナダドル(約530円)。
2019年9月30日から12週間にわたって、オンタリオ州南西部の28店舗で試験的に販売する計画だ。
・ファストフードチェーンで代替肉の活用が広がる
最近、大手ファストフードチェーンで、代替肉を活用しようという試みが相次いでいる。ハンバーガーチェーンのバーガーキング(Burger King)は、代替肉を開発・製造するImpossible Foods(インポッシブル・フーズ)との提携のもと、代替肉パティを使ったハンバーガー「Impossible WHOPPER」を2019年8月から米国全土で正式に発売。
フライドチキンを主力商品とするファストフードチェーンのケンタッキーフライドチキン(KFC)でも、Beyond Meatと提携し、2019年8月27日、代替肉を使ったフライドチキン「Beyond Fried Chicken」を1日限定で試験的に販売した。
消費者の健康志向が高まるなか、ファストフード業界において、代替肉が着実に広がりつつあるようだ。(文 松岡由希子)
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