そこで開発されたのが、「Mudita Pure」という携帯電話である。これは最低限の機能に絞った端末だが、一方で音楽視聴やスケジュール管理機能を残している。
・インターネットにつながらない端末
現代のスマホの基本デザインを取り込みつつも、物理キーのあるフィーチャーフォンとして仕上がったMudita Pure。この製品の最大の特徴は「No Internet」である。通話とSMS(ショートメッセージサービス)はできるが、たとえばLINEを開いてやり取りするということはできない。もちろん、TwitterやFacebookも使用不可。
それでいながら、Mudita Pureでは音楽を聴くことが可能。ハーマンの高品質スピーカーを搭載しているほか、Mudita PureにはBluetooth接続機能もある。ワイヤレスイヤホンにつないで楽しむこともできるのだ。
2G、3G、そして4Gに対応。ナノSIMのスロットはふたつ用意されている。
・E Ink採用
Mudita Pureのもうひとつの特徴は、ディスプレイが目に優しいE Inkであるということだ。E Inkにはカラー表示できないという欠点もあるが、Mudita Pureにそれは必要ない。Mudita Pureは現在、クラウドファンディング「Kickstarter」で258ドル(約2万7800円)からの出資枠を設けている。
Kickstarter