そんな小さい事業やブランドを支援し、世の中を活性化させたいと考えて立ち上げられたのが、「STORES.jp」を運営するストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社と、「BASE」を運営するBASE株式会社が共同で開始した資金調達プロジェクト「NO CAPITAL」だ。
「自由に好きなモノをつくって、販売したい。アイディアはある、でも資金がない」という人々の挑戦、資金が理由で挑戦に足踏みしている個人やスモールチームをサポートする目的で設立された「NO CAPITAL」。このたび、ブランドオーナーを対象とした同プロジェクトへの参加受付を開始したという。
・ネットショップ作成サービスの「STORES.jp」&「BASE」が共同運用
共同運用者のひとつであるストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社が運営する「STORES.jp」は、本格的なネットショップを誰でも簡単に作成できるサービス。ショップのこだわりを表現する高いデザイン性と、初めて利用する人にも分かりやすい操作性、販売スタイルに合わせたシンプルな料金プランを用意しており、毎月1万店以上のショップが誕生している。
一方、もうひとつの運用者であるBASE株式会社が運営するのが「BASE」。「お母さんも使える」がコンセプトのネットショップ作成サービス。導入が簡単な決済機能、おしゃれなデザインテンプレート、トランザクション解析ツールなどネットショップの運営に必要な機能を備えている。
簡易な操作性でネットショップの運用ができるので、商品を企画・生産・製造されている人が、ものづくりをしながら販売まで対応することができるのが特徴だ。
・個人やスモールチームのネットショップ設立を資金面で支援
両者ともに、個人やスモールチームでも簡易にネットショップが作成できるWebサービスで、スモールビジネスの資金面の課題を解消するために設立されたのが「NO CAPITAL」だ。ブランドを新たに始めようとしたとき、既存の金融機関を利用する手段もあるにはある。だが、資金調達のためにはブランド価値を証明するために過去の実績や数字が求められ、新規ブランドにはこれは難しい実情がある。
「NO CAPITAL」では、同プロジェクトに応募された個人やスモールチームの将来の売上金額を予測して、「STORES.jp」または「BASE」がブランドオーナーから将来の売掛債権を買い取る。
買い取った金額がブランドオーナーに支払われるため、ブランドオーナーは将来の売上を今、利用することができるというのが大きなアドバンテージ。
また、「NO CAPITAL」を通じた資金調達は、ブランド側にリスクが発生しない。「NO CAPITAL」では、ブランドの商品が購入される度に、売上から一定の支払率に応じた金額が「STORES.jp」または「BASE」に支払われる仕組みになっている。
つまり、支払いは商品が売れたときのみ発生し、売上がなかった月はブランドオーナーの支払いは一切発生しない。そのため、支払いを気にすることなく商品制作に集中することができる。
また、「NO CAPITAL」を通じてブランドから買い取った将来債権が万一発生しない場合でも、そのリスクを「BASE」または「STORES.jp」が負担するという。
【「NO CAPITAL」概要】
募集期間:2019年9月24日~12月23日(3ヶ月間)
対象:「STORES.jp」または「BASE」のいずれかのサービスでネットショップを開設された方・これから開設される方
URL:https://nocapital.jp
資金調達金額:10万円・50万円・100万円から選択可能
◆応募方法
1.「NO CAPITAL」特設サイトの応募フォームより申し込み
2.応募フォームの必要事項に入力
3.「STORES.jp」または「BASE」(選択されたサービスの運営会社)による審査開始
4.審査を通過した方に資金提供を実施
※「NO CAPITAL」の利用には審査あり
個人やスモールビジネスでも資金調達を行い、ネットショップ運営に踏み切るチャンス。興味がある人は応募してみてはいかがだろう。
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