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ホンダ米国法人、北米製造プラントで使われる電力のCO2排出60%をオフセットへ

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ホンダの米国法人は北米製造プラントで使用される電力に伴う二酸化炭素排出の60%を風力発電などの再生可能エネルギー購入でオフセットにする計画を発表した。

来秋まずは風力発電の電力を、2021年には太陽光による電力を購入する計画で、同社によると自動車メーカーによるこの手の1回あたりの電力購入としては最大規模となるという。

・風力と太陽光

具体的には、オクラホマ州にあるボイリングスプリング風力発電所から年間53万MWhの電力を購入し、さらにはテキサス州の太陽光発電所から年間48万2000MWhの電力を調達する。

このクリーンエネルギー電力の購入により、同社のオハイオ、インディアナ、アラバマ各州にある製造プラントでの電力使用で排出される二酸化炭素を全てオフセットにすることができる計算となる。

全体でみると、北米プラントで使用される電力の60%をカバーするという。

・10万世帯の排出に相当

オフセットされるエミッションは年間80万トンで、これは米国10万世帯からの排出量に相当するとのこと。

また、今回の契約で購入するクリーンエネルギー量は、1回あたりとしては車メーカーの契約の中では最大となる、としている。

一方でホンダは2030年までに世界で販売する車の3分の2を電動タイプにする計画だ。こうした動きはホンダだけでなく各オートメーカーで展開されていて、大企業が取り組むことでさらに広がりをみせることが期待される。

Honda

(文・Mizoguchi)

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