
米大学のチームはその“原理”に従って研究を行い、本物のキハダマグロのように速く泳げるロボットの開発に成功した。
・実物を模したデザイン

丸い胴体に尾ひれと、実物を模したデザイン。搭載したバッテリーで尾ひれをパタパタを動かして推進力を得ている。
・毎秒0.4メートルで9キロ泳ぐ

また、テストでは10Whの電池を搭載した場合、毎秒0.4メートルというスピードであれば9キロ泳ぐことが可能とのデータが示された。スピードを毎秒1メートルに上げると、距離は4キロほどになるという。
もちろんこの研究はただロボットを泳がせて終わりではなく、水中で無人または有人の乗り物を効率よく航行させることが最終目的となる。そして国土安全保障省の調査ロボットのようなものに活用されることを想定しているとのこと。
この研究に関する論文は専門誌Science Roboticsに掲載された。
University of Virginia
(文・Mizoguchi)