バーガーチェーン店などで植物肉を採用する動きが広がる中、Impossible Foodsは2020年半ばまでに全米の小売店で販売を展開する計画で、一般消費者が手軽に家庭でも味わえるようになりそうだ。
・今月中に東海岸でも
米国では、同様に植物由来の材料で作ったパティをBeyond Burgerがすでに米国各地の大手スーパーで販売していて、Impossible Foods はBeyond Burger の後を追う形だ。それでも、動物肉を使わずヘルシーとされている植物肉に対する需要は大きく、Impossible Foodsは開拓する余地は大きいとみている。同社が本社を置くカリフォルニア州に続き、今月中に東海岸側でも販売開始を計画している。
そして来年半ばには全国へと一気に拡大し、米国のさまざまなスーパーで展開する見込みで、消費者の食卓にのぼる機会が増えることが予想される。
・健康志向の人にアピール
同社によると、大豆などを原料とするImpossible Burgerは従来の牛ひき肉を使ったパティよりも脂肪やカロリーが少なく、それでいて鉄分やタンパク質などは含んでいる。そのため、健康志向の人やベジタリアンの関心を引いているようだ。気になる価格はGelson’sでは12オンス(約340グラム)のパッケージが8.99ドル(約970円)とのことで、これは通常のひき肉よりも若干高め。しかし、カロリーが気になるという人には有力な選択肢となりそうだ。
Impossible Foods