その技術を活用し、同社は今度は電動水上バイク「Taiga Orca」の開発を進めている。すでにプロトタイプはできていて、来年にも発売する計画だ。
・最高スピード時速104キロ
Taiga Orcaの最大の特徴は23kWhものバッテリーを搭載していること。この手の乗り物として、そしてTaiga Orcaクラスにしては大きめだ。その一方で、軽量でタフなカーボンファイバー材をボディに活用したり、デザインで工夫したりするなどして軽量化を図り、重量は263キロに抑えた。
結果として、駆動時間は約2時間となっている。エンジンの最大出力は180馬力で、最高スピードは時速104キロだ。
・バッテリー80%を20分で充電
2時間も走行できればまず十分だろうが、Taiga Orcaは急速充電にも対応し、20分でバッテリーの80%を充電できるとのこと。電動なので、二酸化炭素を排出せず、また騒音もないので環境に優しい。加えて、燃料代やメンテナンス費用を抑えられるというメリットもある。
来年にも発売されるTaiga Orcaは2万4000ドル(約260万円)〜。500台限定の生産となる見込みで、最初の100台はファウンダーズ・エディションとして2万8000ドル(約302万円)となる見込み。
簡単に手を出せる価格設定でないことは同社も承知しているようで、Orcaの後に1万4000ドル(約151万円)以下の大衆モデルの開発も視野に入れているという。
Taiga Motors
(文・Mizoguchi)