現在、ミラノ、トリノ、ボローニャなど、イタリア北部のロンバルディア州、ピエモンテ州、エミリア=ロマーニャ州で展開している。
・200以上の生産者と提携し、1800種類以上の食材を消費者に届ける
「Cortilia」では、200以上の生産者と提携。野菜や果物、精肉、鮮魚といった生鮮食品から、ハムやチーズ、パスタ、パン、スナック菓子などの加工食品、食材とレシピが同梱されたミールキットまで、1800種類以上の商品を取り扱っている。
ユーザーは、いつでも、ウェブサイトもしくは専用スマホアプリから商品を選んで注文でき、午後11時までに注文すると、翌日には自宅などの指定場所に配送される仕組み。
週額19ユーロ(約2270円)からの定額料金で、新鮮な旬の野菜や果物が毎週届く定期購入サービスも運営している。
「Cortilia」では、人工知能(AI)をはじめとするデジタルテクノロジーを積極的に活用し、商品の需要予測や配送の最適化を図っているのも特徴だ。
・2018年時点で2万世帯以上が利用
「Cortilia」は、2018年時点で2万世帯以上のユーザーを抱え、2019年9月には、イタリア最大のベンチャーキャピタルIndaco Venturesらから、850万ユーロ(10億1600万円)の資金を調達した。今後は、共働き世帯や子育て世帯をメインターゲットとして、イタリア国内で事業エリアを拡大していく方針だ。(文 松岡由希子)
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