ところで、バギーやロボットアームなど、STEM教育用教材は多いが、なかでもロボットタイプのものは親しみやすくてよいだろう。
Kickstarterに登場した「Buddy」は、周りのものや人の動きに反応し、そばに置いておくとまるでペットのような感覚をいだくロボットだ。
・mBlockやScratchでビジュアルプログラミング
周りのものや動きを見ているようにみえる「Buddy」だが、実は目の部分にあるのはカメラではなく近接センサーだ。これによりたえず周りのものを検知し、マップを更新している。周囲を見回したり、こちらの動きをよけたりといった生き物のような動作はソフトウェアにより定義されているもので、自由にカスタマイズ可能だ。
mBlockやScratchといった一般的なビジュアルプログラミング環境を使って、学びながら動きが反映できる。
・3Dプリントされたパーツも拡張可能
Arduino nanoがベースとなっているので、センサーやサーボなどを追加できる。3Dプリントされたパーツもシンプルで、大人から子供までが簡単に組み立てられるよう設計されている。オープンソースで、コードや設計図が公開されているため、このシンプルさがもの足りない方は、もちろん自身でパーツを拡張することも可能だろう。
熟練者にはコードサンプルを投稿するという楽しみ方も用意されている。
Kickstarterにて支援受付中の「Buddy」は、49ドル(約5300円)と手ごろな支援枠がまだ残っている。プロジェクトが目標金額を達成したあかつきには、今年12月にキットが届く予定だ。
Buddy/Kickstarter