超高品質の画質はもちろん、モジュール式となっているこのシステムでは画質やスクリーンサイズを好みで選べるのも売りだ。
・3D表示にも対応
Crystal LEDではマイクロLEDモジュールを活用していて、マイクロLEDは大きさ0.003ミリ立方メートルと通常のLEDよりもかなり小さい。そしてOLEDよりも明るく、輝度は1000nits。コントラスト比は100万:1だ。また、色域はsRGB比140%とかなり広い。そしてほぼ180度の視野角となり、3D表示にも対応する。
・居間のサイズに合わせて
このモジュールを組み合わせることで、ニーズに応じたサイズや解像度のスクリーンをつくることができるのがこのシステムのアピールポイントとなる。サンプルとして、ソニーは「110インチ・フルHD」「220インチ・4K」「440インチ・8 K」「790インチ・16 K」などを挙げている。家庭のリビングの大きさによってフレキシブルに対応できる。
ただ、一般向けとはいえ、富裕層向けの商品となりそうだ。ソニーは価格を明らかにしていないが、米メディアは1つのモジュールが1万ドル(約108万円)ほどになる、と報道している。ということは、72のモジュールを使う4Kスクリーンは、単純計算すると72万ドル(約7780万円)となる。一般市民が目にする機会はそう多くはなさそうだ。
Sony Electronics