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米ウォルマートがネットスーパー向け定額制配送サービスを米国200都市で展開

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米大手スーパーマーケットチェーンのウォルマート(Walmart)は、2019年9月、定額制配送サービス「Delivery Unlimited(デリバリー・アンリミテッド)」の対象エリアを米国200都市1400店舗にまで拡大させ、このサービスを本格的に展開させる方針を明らかにした。

・ネットスーパーの配送料がお得になる定額制サービス

ウォルマートの公式ネットスーパー「Walmart Grocery(ウォルマート・グロサリー)」では、通常、注文ごとに9.95ドル(約1075円)の配送料が課される。

「Delivery Unlimited」は、年額98ドル(約1万590円)、もしくは月額12.95ドル(約1400円)支払うことで、「Walmart Grocery」で注文した食料品などを送料無料で配達してもらえるサービスだ。

「Walmart Grocery」のモバイルアプリもしくはウェブサイトで、生鮮食品や加工食品など、豊富な品揃えから、欲しい商品を選んで注文すると、当日に自宅などの指定場所で商品を受け取ることができる。

ウォルマートでは、2019年明けから、ヒューストン、マイアミ、タンパ、ソルトレイクシティの米国4都市で「Delivery Unlimited」を試験的に導入したところ好評を得、このサービスの本格展開を決断した。

2019年末までには、1600店舗にまで対象エリアを拡大させ、米国の5割以上を網羅する計画だ。

・Walmart Groceryは米国ナンバーワンのネットスーパーに

米調査会社Second Measureの調査結果によると、現在、「Walmart Grocery」は、米国で最も多く利用されているネットスーパーだという。

ウォルマートでは、ネットスーパーにまつわる様々な需要にきめ細かく応えることで、さらなる顧客の獲得や囲い込みにつなげようとしている。(文 松岡由希子)

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