そんな消費者の不安解消の助けとなってくれそうなサービスがスタート。このたび、レシピ動画サービス「kurashiru(クラシル)」を運営するdely株式会社は、株式会社農業総合研究所と業務提携契約を締結し、連携を進めていく。
・3万2000件以上のレシピ動画を掲載する「クラシル」
レシピ動画サービス「クラシル」は、「くらしをおいしく、あたたかく」をコンセプトに、管理栄養士が監修した「かんたんにおいしく作れるレシピ」を提供する国内No.1のレシピ動画サイト。2019年6月には、クラシルアプリの累計ダウンロード数が1800万を突破。現在は3万2000件以上のレシピ動画を掲載するほか、「クラシルかんたん献立機能」などの提供も行なっている。
ユーザーからは、これまで「レシピ動画をみることでイメージがわき、料理に対する心理的ハードルが下がった」などの声が上がってきている一方、スーパーマーケットなどで食品を買う消費者からは、「どのような調理方法があるかイメージがつかない」「調理方法がマンネリ化してしまう」という声もあった。
・農業総合研究所が運営する「農家の直売所」
農業総合研究所は、「生産者と都市部のスーパーマーケットを直接つなぎ、新鮮で顔が見える農産物を消費者にお届けする」をコンセプトに掲げ、スーパー内などに設けた直売所コーナーで農産物を販売する「農家の直売所」を運営している。上述のような消費者ニーズを受け、全国の生産者と提携し、「顔が見える新鮮な農産物」を都市部のスーパーマーケットでダイレクトに販売できる仕組みを提供する農業総合研究所と、業務提携を行うことになったという。
・「農家の直売所」の農産物に、レシピの写真やQRコードが記載された「レシピシール」を添付
今回の両社の提携を受けて、新しい取り組みがスタート。「農家の直売所」で取り扱う農産物の一部に、クラシルの人気レシピの写真やQRコードが記載された「レシピシール」を添付して販売し、手に取った消費者が農産物を美味しく食べてもらえるようサポートをする。この取り組みは9月14日から一部スーパーマーケットで開始される。まずは、阪急オアシス 桃山台店(大阪府吹田市)など一部店舗で実施され、順次拡大する予定だ。
この取り組みにより、「販売している農産物をどのように食べたらよいか?」といった消費者のニーズに応えられるようになる。また、これまで商品にレシピを添付した方が販売率が上がるという傾向が確認されていたものの、レシピの内容等は生産者任せだったため、コンテンツの内容や質にばらつきがあった問題を解消でき、生産者側のレシピ作成や添付コストの減少が期待できる。
レシピ動画などのコンテンツをきっかけに、「ネット×リアル」の橋渡しをすることで、消費者が商品を手に取りやすく、調理行動につなげやすくなる。商品の売れ行き向上も期待でき、生産者、消費者双方にとってメリットがありそうだ。今後の展開拡大に大いに期待したい。
クラシル
dely株式会社
PR TIMESリリース