車載カメラのように万一事故などがあった場合の記録カメラとして、あるいはサイクリングの景色を友達とリアルタイムにシェアするツールとしてと用途が広いものとなっている。
・事故の映像を自動保存
ヘルメットの前後に一つずつ付いているカメラは専用アプリをダウンロードしたスマホと連携し、カメラがとらえた映像はワイヤレスでスマホに送られる。このカメラの活用方法はいくつかあるが、最も重要なのはドライブレコーダー的機能だろう。事故に巻き込まれてヘルメットが衝撃を感知した場合、事故に遭う2分前からの映像を自動的に保存し、クラウドにアップロードする。
これは事故後の処理の過程で、いかに事故に巻き込まれたか、あるいは自分に落ち度がないことを証明するのに使える。
・スマホがバックミラーになる
もっとも事故に巻き込まれないのが一番で、走行中の安全を確保するのにもこのカメラは活躍する。スマホをハンドルバーに設置して、そこに後部カメラの映像を映し出せばバックミラーになり、振り向かずして後ろの状況を把握できる。あるいは、後部カメラに搭載されたレーダーシステムを活用して車がかなり接近したときに装着者に警告を出す機能も搭載している。
もちろん、サイクリング中の景色をカメラでとらえて友達とシェアする、というカジュアルな使い方もできる。
このスマートヘルメットは来年、まずはイタリア国内で発売される見込み。価格は490ユーロ(約5万8000円)が予定されている。
Briko