火星探査ローバーを思わせるような外観をしていて、搭載する大容量バッテリーで動く電気自動車(EV)。自動運転レベル4に対応するという先端技術も詰まっている。
・ガラス張り
高い車高に、大型のホイールと、見るからにいかにも荒野を駆け回るのにうってつけそうな容姿だ。オフロード車はさまざまなメーカーからすでに展開されているが、TRAIL Quattroの場合、オフロード車にしては珍しく天井も含めキャビン部分がほぼガラス張りになっている。これは広い視野を確保できるように、とのこと。
・航続距離は400〜500キロ
また、TRAIL Quattroには4基の電気モーターと大容量のバッテリーが搭載され、最大出力は435hpとパワフルな電動4輪駆動となっている。具体的なバッテリー容量は明らかにされていないものの、航続距離400〜500キロとしている。もう一つ、TRAIL Quattroの目玉機能が、レベル4の自動運転。レベル4は高速道路など複雑でない状況でドライバーがハンドルを操作しなくても良いというもの。オフロードでは人が操作することにはなるが、オフロードを駆け回った後に高速を使って帰宅するというときなどには活躍しそうだ。
TRAIL Quattroはこのほど開幕したフランクフルトモーターショーで発表され、現段階では実用化は未定となっている。
Audi
(文・Mizoguchi)