検索エンジンの素早い切り替えや、頻繁に利用するサイトのショートカットをホーム画面におけるSpeed DialなどがAndroid端末でも利用できるようになる。
・3年間デスクトップのみ
Vivaldiに馴染みのない人も多いに違いない。実際、Internet ExplorerやSafari、Google Chromeなどに比べると地味な存在だろう。それはもっともな話で、Vivaldiは展開されてまだ3年だ。Vivaldiは、ブラウザOperaの共同創業者が「もっと使いやすいブラウザを」として立ち上げ、これまでデスクトップ用のみが展開されていた。
そして今回のAndroid向けベータ版投入だ。すでにデスクトップで利用していてAndroid端末を愛用しているユーザーにとっては特に朗報で、デスクトップもモバイルもVivaldiで統一してブックマークなどをシンクさせられるようになる。
・手軽に検索エンジン切り替え
Vivaldiの魅力はまず軽量でサクサク動くこと。また、Speed Dialなど他のブラウザにはない便利機能が備わっていることだ。目玉機能としては、アドレスバーから検索エンジンを簡単に切り替えられること、デバイス間でノートをシンクさせることなどが挙げられる。また、スクリーンショットでは撮影範囲をスクリーン全体にするか、Webページ全体にするか、あるいはブラウザの部分だけにするか選べるのは他のブラウザにはない機能だろう。
そのほか、タップ一つで通常タブ、プライベートタブ、シンクされたタブが切り替えできたり、タブの複製をつくったりも簡単だ。
使ったことのない人で、今使用しているブラウザに不満がある人は検討する価値はありそうだ。ベータ版はAndroid 5.0以上で利用できる。
Vivaldi
(文・Mizoguchi)